簡単に言えば単衣仕立ての方がより丁寧な仕立て方ということになります。
背の始末ですが浴衣は二度縫い、洋服地などを使って裁ち目の場合等は袋縫い。単衣は、背伏せをつけるか、後揚げより下に居敷き当てを付けます。素材によっては、浴衣と同じでも良いです。
脇、衽の縫込みは、浴衣は耳ぐけ、あるいは三つ折りくけ。単衣は耳くけにすることはなく、三つ折りくけにします。単衣の脇は二度縫いして縫込みを開いて前後両側に倒して三つ折りくけするやり方もありますが、前身頃だけに倒して三つ折りくけで構いません。
浴衣は、大抵はバチ衿で掛け衿は先に共衿に付けてから衿付けします。単衣は好みにもよりますが、広衿仕立てが多く。掛け衿は共衿を付けた後でくけ付けます。裏衿は、絽の裏衿布を使います。透けない単衣でしたら胴裏を使っても良いです。