お 直 し
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裄直 し


裄直しには、いくつかのやり方があります。

 1.袖付けのところだけで幅を出したり入れたりする・・・6〜7分位まで
 2.袖を完全に外してしまい、ミヤツ口も解く・・・身頃は布巾いっぱいまで、袖巾は3分くらいまで
 3.2の状態で、袖巾も振りから全部やり直す・・・出す場合は身頃も袖も布巾一杯まで

裄出しをする場合、縫込みがなければ、それ以上は出すことが出来ません。最初に解く前に、着物の袖付けの所を裏返して、縫込みがあるかどうか確認しましょう。袷の場合、表が足りても裏が足りない場合(またはその逆)もあります。わかりにくいときは、裏の袖付けを、肩山と留めの間で少し解いてみます。

*長着と長襦袢、羽織、コートとの関係

長着を基準
 
長襦袢 (cm)
 
羽 織 (cm)
 
コート (cm)
 
− 1〜2分(0.4〜0.8)
 
+ 1分 (0.4)
 
+ 2分 (0.8)
袖 巾
 
− 1分 (0.4)
 
+ 1分 (0.4)
 
+ 2分 (0.8)



1.袖付けのところだけで幅を出したり入れたりする (着物の裄出しを説明します)

直し方(袷)
 このやり方は、留めを外さないで直すやり方なので、対応できるのは肩巾、袖巾でそれぞれ3分ぐらいまでと考えてください。それ以上出したい場合で、縫込みがあれば、2または3のやり方で直します。片方で4分以上出すと、斜めが急になるので落ち着きが悪くなります。
 
まず、裏袖付けをほどきます。この時に袖付けの留めははずしません。
裏の袖付けをほどいたら、表袖付け部分が見えます。そこをほどくまえに、縫い方をよく観察してください。表の袖付けは、身頃を折って、折った方(身頃)を手前に、袖を向こうに合わせて縫います。
ほどいたらアイロンで筋消しをしますが、その前に今よりどれだけ出すのか、袖の方は表地裏地共に、元の縫い目から測り、今度縫う所に糸で袖山と、間に1ヶ所標しをつけておきます。袖山で3分なら間では1分5厘外側に印をつけます。身頃も同様に糸印を付けますが、こちらは、元の折り山から出す分量外側を折り山にします。裏も同様に前の山を消して、新しく山を折り直します。
表袖付けを縫います。まず、肩山と袖山を合わせて待ち針を打ちます。前と後ろの釣り合いをみてから、袖付けと袖山の間にも待ち針を打ちます。縫い方が分からなければ、まだ解いてない方の袖を参考にします。縫い始め、縫い終わり、肩山では返し針にします。
袖が乗るように折りコテをかけます。
裏袖は、半分だけ表と同様に縫って、半分は出来上がりに折ってくける。または、全部くけてもよい。


2. 3.のやり方は準備中。


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